つまりトラブル予防の基本は水溶性の物以外は、排水溝に流さない事と考えて下さい。剃刀の替刃や石鹸関係のビニールの類、他にも残飯の類や紙等が代表的です。不可抗力の事故も少なからずありますが無機物有機物を問わず、一見水に溶けそうなイメージがあっても実は相当に強い耐水性を持つ物は少なくありません。排水溝の中は、場合によっては経年劣化や長年の排水により決して滑らかでない事も多いです。
そういう中に、水溶性の物質以外が多く注がれてしまうと何処かに引っかかります。その上に新しく物が重なって行けば、つまりトラブル発生までに大きい時間は掛かりません。つまりの原因が、有機物だった場合はまだ定期的に専用洗剤で掃除すれば撤去出来る可能性もありますが、無機物だった場合は直接撤去しなければいけませんので相当な手間が掛かります。特にトイレの場合は、オムツや生理用品は決して流さない事が重要です。
中の吸水ポリマーは一般人の想像の倍以上膨らむ性質があり、見た限り限界と思っていても水に沈めると排水管を完全に塞いでしまうトラブルに発展します。外皮の紙が原形を留めている間に回収出来ず、奥に押し込んでしまうと修理の専門会社案件に発展してしまうリスクがあります。他にも「水に溶ける」と銘打ってある商品も注意が必要で、大丈夫と考えて一気に流してしまうと予定の様に溶けてくれずにつまりになる事も多いです。最近発売された商品であったりすると、発売から10年前後のトイレ等の水圧を前提としていて、古い物は考慮外の事もあるので、そういった点にも注意する様にして下さい。
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